おしごとって何するの

幼稚園ってどんなところだと思いますか?

お友だちが大勢いるところ、

先生がいるところ、

いっぱいおもちゃや絵本があるところ、

遊ぶところ、

集団生活をするところ、

楽しいところ。


みやかみ幼稚園では「おしごと」があります。

「おしごと」というととても難しく思うかもしれません。

でも実は「おしごと」と「あそび」は繋がっています。

子どもたちの「なんでだろう」「やってみよう」という識りたい気持ち、

やっていて楽しい、もっとやってみたいという気持ちを育てる時間が「おしごと」です。


かがくのおへやを覗くと子どもたちに言われた物を先生がホワイトボードに書き留めていました。

ホワイトボードには“うく”と“しずむ”の文字。なにやら仲間分けをしているようです。


「いまから じっけん するんだよ」

「おみずにいれて うく か しずむ かしらべるの」

と年長さんの女の子が教えてくれました。

それからは

うわばきは?

トミカトミカ!

マスクはうくかなあ?

じしゃくはどっちだ?

とたくさんの実験台が挙がりました。


普段の遊びの中で、お水のなかにおもちゃや、生活用品を入れることはいたずらです。

でも今日は先生(大人)から入れてみよう!と投げかけられ、

これはどうだろう、あれはどうだろうと考える。

実際に水の中にそ〜っと入れてみる。

どうなったか、観察してみる。

どうだったか、発表してみる、聞いてみる。

子どもたちはずっと楽しそうで、とても真剣な顔をしていました。


想像通りだったもの、

想像と違ったもの、

大人の想像とも違ったもの、

おんなじトミカでも浮くトミカと沈むトミカがありました。

また新しい「なんでかな」が生まれました。



そして今日はもうひとつ。

先生がみんなに見せてくれたのは、

おにわで育てた“ミニトマト”。

この前みんなで見た時は緑色だったけど、

赤っぽいオレンジ、オレンジっぽい赤、赤とオレンジの中間の色に変わっていました。

残念ながら全員分は無かったので今回は食べたい!と手を挙げてくれた子が先に食べてみることに。


みんなで並んで小さいトマトを大事そうに両手で持って…

パクッ

一口で食べた子、

斜め上を見上げながら味わっている子、

小さいトマトを小さく齧ってニコニコする子。

「酸っぱくておいしい」

「甘くておいしい」

そんな感想を聞いていたら、

トマト苦手だからいらないと言っていた女の子が先生に、

「わたしも次は食べてみたい」と耳打ちしていました。


みんなで育てたからなのか

みんなが美味しそうに食べてたからなのか

食べてみたい気持ちになったみたい。

今日のおしごとはたくさん学びがあったみたいです。


次回もお楽しみに。




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