春をまつ準備

みやかみ幼稚園のみなさん、

こんにちは。

みなさんの厚い想いとご協力のおかげさまで

温かな光の中、運動会当日を迎えることができました。

ありがとうございました。

さて

大きく成長を見せてくれた子どもたちと共に

穏やかな日々が戻ってきたようです。

数日前からかがくの先生の机の上に

気になるものが置いてありました。

それは、春の光を受けて

黄色やむらさきの花を咲かせる、

クロッカスの球根でした。

そしてそれに、「ああ、もうそんな時期か」と思わせられます。

今にも雨が降り出しそうな空を見上げて

今のうちに急いでおにわに行こう、と

先生が年長さんを促します。

横長のプランターに二人ずつ並び、

それぞれフカフカの土のベッドにそおっと置いていきます。

小さいシャベルでフワッとお布団を掛けて、

最後はみんなで

「おおきくなぁれ」のおまじないをしていました。

クロッカスの球根は

子どもたちの手のひらの上でも

小ぶりに感じるかわいいサイズ。

それでも春を告げる花として

冬の寒さや霜にも負けずに元気に咲く、

かわいくて存在感のあるお花。

この花たちは、

年長さんがみやかみ幼稚園を旅立つころに

見ごろとなります。

いつ芽が出るかな、

どんな花が咲くのかな。

おそとあそびの時に、お水をあげよう。

そんな声が聞こえてきます。

花が咲くのが楽しみなようで

ちょっぴり寂しい、

先生たちなのでした。